読むコーヒー
Special Edition for SRM
今日の一杯のお供は、
このコーヒーを作るSRM江戸川が目指す
「福祉のあり方」の物語。
本当の支援って、何だろう?

利用者の方々が一つひとつ丁寧に豆の選別作業を行う(写真提供:SRM江戸川)
本当の意味での支援
B型事業所の役割は単に収入を得ることだけではない。生活リズムを整えること、人とのつながりを持つこと、そして社会との接点をつくることも大切な役割の一つだ。 利用者によって目標や目的はさまざまで、SRMには19歳から60代まで幅広い年代の方が通っている。
西野さんが大切にしているのは、本人の主体性と自己決定を尊重する支援だ。本人から意思表示や困りごとがあった際には適切に支援を行う一方で、支援者側から過度に介入することはしない。
障がいがあるからといって、何でも代わりにやってあげることは、一見優しさのように見える。しかしそれは、本人の成長の機会や選択肢を狭めてしまうことにも繋がりかねない。だからこそSRMでは、一人ひとりの目指す姿に合わせた支援を大切にしている。
「例えば、同じ『送迎を利用したい』という要望でも、生活リズムを整えながら穏やかに過ごしたい方と、一般就労を目指している方では、支援の内容が変わります。前者は送迎するけど、後者は自分でバスの時刻を調べて通えるようサポートします。僕はそれが本当の意味での支援だと思うんです。」
通い続けてもらうためにお客様扱いするのではなく、一人ひとりが目標に向かって前進できるよう支援する。そして次のステップへ進む準備が整ったら送り出し、新たに支援を必要とする人を受け入れる。西野さんが目指しているのは、そんな循環が生まれる福祉のあり方だ。













